みなさんこんにちは!秋の感じられる風が吹いていますがまだまだ暑い日が続きますね・・・
私は鹿児島市内から参りました志學館大学2年の脇です。
8月28日から9月1日までこちらでインターシップをします。
きっと私の記事を読んでくれる方はこちらでインターシップを考えてる方ではないでしょうか?
今回は大島紬を見学してきました。
参考になるかわかりませんが読んでいただけると嬉しいです!
はじめに大島紬についてザッと説明します。
日本において最も長い歴史と伝統を持つ織物です。そして世界一精巧な絣織物。
ゴブラン織、ペルシャ絨毯とならぶ世界三大織物の一つで軽くて暖かく、
しわになりにくいため着くずれしにくい。濡れても縮まない、着用後の手入れが楽などなど・・・
まずは大島紬ができるまでの段階図です。
こんなに多い工程を経て、すべて人の手で作られています。
正直この図だけではよくわかりませんね。私も分かりませんでした。
①図案作成・糸の準備
原図やイメージを元に方眼紙に柄の設計を行います。昔は一点一点ペンで設計図を書いていましたが、
現在は大島紬の図案用のパソコンソフトを使って設計をするのが主流となっています。
この時点でどれだけの糸が必要か計算し、糸の用意をします。
②糸くり・整経
設計図に合わせ、タテ糸とヨコ糸を決められた長さと本数を整経していきます。
③のりはり
天気の良い日に整経したタテ糸とヨコ糸を別々に、いぎす(海藻糊)で固め、日光で十分に乾燥させます。
④しめばた
絣の模様を作る工程。
⑤染色
タンニン成分の多いテーチ木(車輪梅)を大きな釜で24~30時間くらい煮た汁に絹糸を入れてもみこみ、
液を変えて何十回も繰り返し染めます。
乾燥の後、泥田で染めるとテーチ木のタンニンと泥田の鉄分を化学反応をおこします。
さらにテーチ木染めと泥染めを繰り返し染めます。
⑥準備加工
一言で準備加工といっても様々な工程があり、目破り、すりこみ、ばらさき、あげわく、仕上げなどがあります。
⑦はたおり
「高ばた」という手織り用のはたで、織り、7cmほど織ると、たて糸をゆるめ、1本1本丁寧に模様を合わせます。
柄や人によりますが、1反約12,5mを約1月ほどかけて織りあげます。
⑧製品検査
本場大島紬共同組合にて幅や長さをはじめ、色ムラや絣の不揃いなど20項目にも及ぶ厳しい検査を受け、
合格をして左の地球印が貼られて初めて製品として認められます。
⑨反物・製品
価格は様々ですが、反物から着物はもちろん洋装や小物など多種多様の製品ができあがります。
簡単にご紹介しましたが、大島紬の魅力をもっと知りたい方はぜひ、
奄美大島の大島紬村へ足を運んで実際に見るのをおすすめします!

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